2005年12月06日

農業体験農園

 農業体験農園とは、畑の耕耘から種・苗の準備、栽培指導までを開設農家が行う市民農園です。いわば、農家が先生となった「農のカルチャースクール」のこと。

 横浜市で「栽培収穫体験ファーム」として始まり、その後、東京都練馬区の農家が都市農業の一形態として取り入れて発展し、現在、横浜市に70農園、1904区画、東京都に35農園、2227区画(2005年10月現在)が開設されています。
 呼び方も、横浜市の「栽培収穫体験ファーム」の他、「体験型市民農園」、「体験農園」などとさまざまですが、ここでは、総称して「農業体験農園」と呼ぶことにします。

 特徴は、園主が1年間に20〜30品目の野菜を作付する計画をたて、そのカリキュラムに沿って利用者が播種・植え付けから収穫までを体験できる仕組みにあります。園主は、1年間の野菜の栽培計画を決め、苗、肥料、農薬、必要な資材などを準備し、植え方や育て方の講習会を開きます。利用者は、講習料と収穫物代として利用料金を支払い自分の区画(30uほど)の世話を行います。プロの栽培ノウハウを学べ、初心者でも立派な野菜を作ることができると利用者には好評です。「農を始めたい」、「農にふれあいたい」人にとって、この農業体験農園は農へのアクセスを容易にする優れたシステムと言えます。

 一方で、利用に当たっては注意も必要となります。まず、従来の市民農園と違い、自由に農作物を栽培することはできません。講習付き貸し農園とも違い、あくまでも「農のスクール」であり、畑は講習で教わったことを実習する場との位置づけです。また、つみ取り農園やオーナー制度のように作業の一部を園主が肩代わりしてくれることもありません。つまり、農作物は利用者の作品とも言えるでしょう。

 農業体験農園では、利用者は農家とふれあいながら、実際の農業体験を通し、農業に対する理解を深めることができるます。
posted by 農楽人 at 22:50 | Comment(0) | TrackBack(0) | 農業用語
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