2007年10月05日

農村で過ごす、ワーキングホリデー

 アサヒコムで福島県会津地方でのワーキングホリデーが紹介されていました。農業版のワーキングホリデーは、農作業を手伝う代わりに農家に泊めてもらい食事の提供を受けるというもの。農家にとっては人手の必要な作業を手伝ってもらえ、参加者は農業と農家暮らしが体験できるという仕組み。
 関東周辺では長野県飯田市が有名。飯田市では、高齢化して規模縮小を考えていた農家がこの制度を利用して栽培を続けることができたり、参加者が新規就農したり、配偶者となったりと地域への波及効果は高いそうです。
 しかし、他の地域にはなかなか広がらないようです。農家や参加者との調整等が必要なため事務局が大変だというのが理由でしょうか。残念なことです。この福島県会津地方は県が事務局を務めているという珍しい事例でしょう。

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【2007年10月3日 アサヒコム】
農家でワーキングホリデー、大人に人気
 若者が海外で働きながら異なる文化を学ぶワーキングホリデー。その福島県会津版ともいえる、泊まり込み農業体験型ワーホリが盛況だ。今年からは対象を大学生だけでなく、農業や移住を志す人にも拡大。豊かな恵みをもたらす会津の田畑を、好奇心旺盛な若者や第二の人生を探るシニアが駆け回っている。
 「きゃー、ちょー重い」。「ほんと半端ない」。8月初め、「山都そば」で知られる福島県喜多方市山都町の段々畑に歓声が響いた。声の主は、東京の成城大学に通う20歳の藤沼沙代子さんと廣井美帆さん。そば畑に肥料をまくのがこの日の初仕事だったが、農家の人が平気で腰に下げる肥料が重く、驚いたようだ。
 2人は夏休みにどこに行こうかとインターネットで検索するうち、「会津ワーキングホリデー」の文字に巡り合った。「海外もいいけど、農業も新しい。こんな経験なかなかできないよね」。2人はその場で意気投合、見ず知らずの山都町にやってきた。
 2泊3日の初日。夕飯のカレーライスの野菜が、すべて近くの畑から調達されることに、驚いたという。2人を迎えた農家の関口高志さん(56)、峰子さん(52)夫妻は「何でもおもしろがって、これで結構まじめ」と目を細めた。
 会津版ワーホリは今年で3年目。仲立ち役の県会津農林事務所によると、自費で会津に来て農作業をする代わりに、宿泊と食事は農家持ちという仕組みだ。現在、会津若松や喜多方、猪苗代など6市町の農家十数軒が受け入れ先となっている。申し込みは毎年6〜8月末で、同事務所を通して日程調整する。
 当初は、農家の収入源を増やそうと「農家民宿」という形で企画。参加者も大学生に限定していた。だが都会からの移住希望者や農業への新規参入を計画する人からも要望が相次ぎ、今年から門戸を開放した。PRはホームページでの告知といった程度しかしていないが、今年の参加者47人の4分の1が「大人」になった。
 9月半ば、同じ喜多方市の塩川町。米や野菜の生産、肉牛の飼育などを手がける渡部好啓さん(55)のビニールハウスでは、金沢市から来た建築士・村田恵美子さん(53)が、白菜の苗を植えるのに汗を流していた。
 もともと東京出身の村田さんは、長女の就職を機に東北地方への移住を計画中だ。ペースを落として建築士の仕事もしながら、空き家と小さな田畑を借り、自分が食べる分くらいの野菜をつくる生活が理想という。
 「グリーンツーリズムではなく、土地の人に農家の実情を聞きたかった」と村田さん。渡部家の有機野菜栽培のコツや、独自の販売ルートについて次々に質問した。
 「あこがれて来る人は多いが、はじめっから農業だけでは、食えなくて追いつめられちまう。村田さんのように、ほかに収入源のある方が現実的だ」と渡部さん。
 村田さんは、地元の厳しい現実も聞けて勉強になった、と話していた。
posted by 農楽人 at 21:02 | Comment(0) | TrackBack(0) | 農を楽しむ
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